[右クリックとHTMLソース閲覧の禁止を提供するソフトが登場 from /.jp]だそうだ.

突っ込み所満載でスバラシイ.

製作元をつらつらと見ると,「Javascriptでescape()してさらに難読化する暗号化,のためのソフトを作りましたよ.」ということのようで,いったいどのアタリで安全にしているのか謎である.結局,ブラウザで見るときにソースをJavascriptで生成するので,document.all以下に復号されたソースが出来てしまって,そこをごにょごにょとすると,簡単に見れてしまうわけで.一行のbookmarkletで解除できるような「安全」は安全とは呼べない.

FAQで “” 物事に完全はない “” のでこの製品でも安全を完全には保障できないといってるが,完全に保障できない安全なら,何も保障しないのと変わりはしない.機密情報を保持するには,その情報がそもそも存在したことすら無かったことにするか,全世界に公開して機密情報じゃなくすか,の2つの方法しかない.Webで不特定多数に公開してる以上「そもそも無かったことにする」というのは,無理なので,あとは全てを公開する以外に道は無い.そして「実際に復号」する人間がいて「実際に復号」することが可能である以上,復号された文書の作成は不可避であり,もし作られれば,それ以降の機密性はまったく保障できないので無意味.