My Opera Synchronization Explainedの超意訳

My Opera での同期について

我々は Opera 9.5 (コード名 Kestrel )の最初のビルドをリリースしましたが, Adam, Karianne, Petter, Anton, Kay, Estebanそれに,僕(toman)”) の主な仕事の My Opera での同期(My Opera Synchronazion) について説明しようと思います.

###それって何ですか? My Opera Sync は 複数のOpera間で同じブックマークとスピードダイアルを使えるようにする,Kestrel の機能です.

この機能はできる限り簡単に使えて,作業の中断を最小にするように設計されています.ですから,この機能に騒がしくされることはないでしょう.ファイルの “Synchronize With My Opera…” からログインしたあと,ステータスバーに表示されるのがすべてです.

###何を同期するのでしょう ? ブックマーク, スピードダイアルの情報, パーソナルバーのボタン類 それと パネルです.後ろの二つは,単なるブックマーク上での設定に過ぎません.ログインのダイアログで何を同期するかを選べます.パーソナルバーのチェックボックスはウェブパネルの同期の設定もかねています.

一度ログインすると,Operaはユーザ名とパスワードを記憶し,次回の起動時に自動的にログインします.もし記憶させたくない場合,メニューのファイルからOperaを終了する前にログアウトしておいてください.

###実際にはどんな動作? 同期のアイディアは古く,多くのソフトウェアやガジェットでe-mailアドレスや電話帳,住所などの同期のための仕組みがあります. E-Mailクライアントはメールやコンタクトリストをあなたの電話に代わって同期することができますし,いくつかのウェブブラウザは拡張機能の助けを借りることで,del.icio.us などのオンラインブックマークのようにブックマークを同期することができます.

Opera の同期機能は,Operaのコミュニティである,この My Opera の上に成り立っています.ここ,オスロにあるわれわれのサーバルームには数台のデータベースとアプリケーションのサーバ,認証サーバなどがあり,Operaブラウザからデータを受け取って,処理して保存して,同じユーザ名を送ってきたOperaブラウザに送り返すということをしています.

Opera ブラウザが,あなたのデータをサーバに送るとき,あなたのブックマークとスピードダイアルのデータを,XML形式のデータに変換し,HTTPSを使ったセキュアな通信路で送ります.サーバはそのデータをデータベースに保存します.その後,同じユーザ名のOperaブラウザから接続があると,このときのOperaブラウザも同様にデータを送ってますが,サーバは送られてきたデータを単に受け取るだけでなく前回,データベースに保存したデータとの差分があるかどうかを探します.もし,データベースにだけ存在するデータがあれば,サーバはOperaブラウザにその分を送り返します.差分を受け取ったOperaブラウザはブックマークのマージ処理を行います.

ブックマークに新しく追加したり,編集したり,あるいは削除したりしたとき,Operaブラウザはそのことを記憶します.Operaブラウザは頻繁にサーバに接続して,この同期の処理を繰り返します.このときには差分しか送りません.そして,サーバは新規分を検知するとOperaに送り返します.

Operaでは,ブックマークの一つ一つを汎用一意識別子(Universally Unique Identifiers (UUID)”))を用いて区別しています,アドレスや名前などではありません.UUIDは真に一意となるように設計された多数桁の数ゆえに「Universally」なわけです.そのため,二つのOperaブラウザでたとえアドレスの同じブックマークがあったとしても,同じIDは生成されません.同一のブックマークの検知機能を将来的に付け加えたいと考えていますが,現状では My Opera での同期をするより先に,家と職場のKestrelで同じブックマークを作ってしまうと,同期したときにダブってしまいます.家か職場かどちらか不必要なほうを消すことで,この問題を解決できます.それでほかのOperaブラウザにも反映されます.