Opera 10.50 から使えるようになった HTML5 の video 要素.<video src=“./foo.ogv” type=“video/ogg” /> とかするだけで動画が貼り付けられるとかそういう話.

これを実現してるのが,Windows の Opera の場合 Opera.exe と同時にインストールされる gstreamer の dll 一式.

gstreamer 自体は LGPL でライセンスされているので,プロプラな Opera でもダイナミックリンクして,ソースを公開するなら合法的に再配布出来る.

そんな Opera の video 用の gstremer を配布してるのが GStreamer source code

で,とりあえず,Windows 用をビルドしてみた.

準備

ビルド

このまま,Visual Studio で gst-opera.sln を開いても問題があるのでいくつか修正する.

ここまで来たら,perl にパスを通した上で,Visual Studio 2008 コマンドプロンプトから, devenv gst-opera.sln /rebuild release としてビルド.

うまく行けば,gst-opera\dist 以下に gstreamer.dllplugins\ ディレクトリと各種 codec 用の dll が出来上がるので,opera のインストールディレクトリの gstreamer\gstramer.dllgstreamer\plugins をそれぞれ差し替えてみる.

適当に video を使ってるページhttp://snapshot.opera.com/resources/BigBuckBunny.html を開いて再生できれば第一段階は完了.

さて,最適化したり,x264 対応とか試してみましょうか.