屋台にて
今回はほかにお客さんは無く,おじさんが車から降りて何か作業をしていた.さすがに,前回から4,5日しか経ってないこともあってか,「お兄さん,二回目だよネ」と相変わらずどこの国の人だか判らないおばさん(年もわからないが)に言われてしまった.
そんなあいさつのあと前回同様,商品説明を始めたおばさん.今回は,カレーとごぼうは売り切れで肉,野菜,キムチの3種しかないといわれた.この日は,その前に 某とんこつ家 でラーメンを食した後,そのまま,行った人と部屋で飲みという状況だったのでより「ねた」として使えるキムチを選択.さらに,焼くかどうかの選択に入るが,すぐに試食したい状況だったのと,いろいろと話を聞くために焼いてもらうことにした.
色々と話してみる
おじさんが車の後部座席で焼いてるあいだ,おばさんと話した. おばさんが僕を覚えていたのは前の遭遇から日数が経ってないことのほかに,僕に幾つかの特徴が有ったからの様だった.
その特徴とは,
- ひげ
- 生で持ち帰ったこと
- 車で来たこと
の3点であった.
なかでもおばさんは結構ひげにこだわってた.もしかしたら,おばさんの出身地の謎を解く鍵は ひげなのかも知れない.
ひとしきりひげの話をした後,前回聞けなかった巡回路について聞いてみた.
- 僕
いつも,この辺回ってるんですか
- おばさん
この辺だけじゃないネ.シブヤー,シンジュクー,チバー,@*#(註:判別不能)ー,とかネ
- 僕
結構広い範囲を回ってますね
- おばさん
この前ウラヤス行って来たけど,アッチは潮風で@*#(註:またしても判別不能)だったヨー
- 僕
暑い中大変ですね.
- おじさん
そうだよ.外は40度近くて,しかもこっちは車の中でさらに火使うからよけいだよ.
確かに,前回も今回もおじさんは,上半身がランニングシャツに下半身がジャージという実用性重視の格好をしていた.その格好と巡回路の会話から,そこまで,暑い思いをしてまで餃子を売り歩いてるおじさんたちの情熱はもっと熱いに違いない.
さらに,都内でも売っていると言うことは,相当餃子の味には自信があるに違いない.と勝手に結論付けて期待して焼き上がるのを待っていた.
が,その期待は数分後に見事に裏切られることになった.
そうこうしてる内に,餃子は焼き上がり,会計を済まし,餃子車をあとにした.帰り際におばさんが一言「土曜日もここで待ってるからネ.」
部屋にて
焼きたての餃子をもって自転車をとばして帰った後,とりあえず撮影.
まだ,パックを開放していないのにかなりのキムチのにおいが部屋に充満し,同席していた某嬢はそれだけで拒絶反応を示した.
もっと寄ってみる.
実食
強烈なにおいに耐えながら,たれを付けずに一つ食す.*辛い,そして不味い*.
焼き上がりを待つ間の(勝手な妄想的)期待は見事に裏切られた.何が原因かわからないがとにかく美味しくない.
撮影のa氏,同席のn氏も同じ感想のようだ.たれを付けたら変わるかもしれないと,酔っ払いの思考でたれを付けてみるが,変わらず.
野菜餃子の12個500円も高いと思ったが,これの12個500円はもっと高いと思った.
まとめ
この日のキムチ餃子は美味しくなかった.中身に汁気が無いのがさらに美味しくなくしている.焼くときに水入れたほうがいいんじゃないだろうか.
それはともかく,焼いてもらうと特製の「たれ」をくれるらしい.パックの識別シールはオレンジ色.
やはり,おばさんは何人だかわからなかったがひげにこだわってたことを考えると,そういう文化圏の出身かもしれない.