酒の席の話と言ってしまえばそれまでの話だけど,アレを冷静にブラウン管の向こうとしてみていたのは多分僕がまだ子供だから何だと思った.
その一つには,きっと,激昂し身体的な力に変えてまで守ろうと思う精神的,物質的な何かがまだないから.近くか遠くかはともかく将来にそういうものが出来るとも思えないし,.
もう一つは,単純な経験値の差で,観察者的である以上の役割を見つけられなかったというだけのこと.
時間の都合で,中座したから顛末は知らないが,まあきっとお互い「忘れたことに」したんだろうけど,それをこうして忘れられずにいる者が居るのに忘れたことにするのは卑怯じゃないかと独り言交じりに言明せざるを得ないという消化能力の低さもやっぱりまだこどもだから.