コリントの信徒への手紙一 / 14章 19節より ““異言で一万の言葉を語るより、理性によって五つの言葉を語るほうを””

何は.ともあれ,とりあえず,信者が,きもいです

Speed,Size,Standards Compliance,Security,State of the Art

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正直言ってここから始まった騒動は無意味だ.下らない馬鹿騒ぎで「信者きんも~」を再認識させた点において無益どころか有害だ.

Operaを勧めるのが下らないんじゃない,FxやSleipnirなんかのIEShellと対抗することが無意味で下らないのだ.それもはてななんぞで.

アポすらとって無い相手に,商品パンフの最後のページを送りつけたところで何の意味も無いのだ.


たとえば,どんな車だってアクセル踏めば動いて,ブレーキ踏めばとまる.パワステも,カーナビも,キーレスエントリーも,エアバッグも,あのオプションもこのオプションもついてる車は付いているだろうし,付いてないものでも代用できるかもしれないしで,機能なんて似たり寄ったりで飽和してるわけですよ.ほかにも,燃費とか排ガス規制,旋回半径みたいな性能は気にする人は気にするけど,気にしない人は気にしないし,幅長さ高さ重さなんていう諸元にいたってはさら気にされない項目な訳で.

そんな飽和した機能とか気にされないような項目を一生懸命になって「こっちにもあるよ.これも出来るよ,あれも出来るよ.」なんていくら言ったところで無駄.

http://my.opera.com/haavard/blog/2007/08/15/operas-marketing-sucks

たとえば将来的にケータイでかなり自由にソフトを入れ替えたり,組み合わせを選べたりするようになったなら,今度は逆に Fx(Mozilla Mobile?)やあるいはOpera 自身が,「PCサイトビューア」とか「フルブラウザ」を切り崩さなきゃ成らないということでもあるわけで.

つまるところ,Fxのadd-onがどうだとか,セキュリティがどうだとか言ってくる連中はどうでもいいのですよ.それを言ってきた相手は,すでにそれを実現する手段を知っていて,その多くは実現させても居るわけですよ.そこにいくら言ったところで,「べつに困ってないし」と成るのが落ちな訳ですよ.

これが現実のモノを売る商売なら,ゴルフ代を持っちゃったり,親族に資金援助しちゃったりって言う鼻薬持ち出したり,相手に有利(に見えるよう)な交換条件を提示したり,値引きしたり,とかやりようはいくらでもあるわけですよ.それを,KDDIとかWILLCOMとか任天堂とかを相手にOpera(ASA)がやったかどうかは知らないけども,ひとまずは成功してるわけで,そこはまともな営業がなされたと思いたいが.

話がそれた.

ウェブブラウザの市場が,たとえば車みたいに,飽和してるなら,こういう比較論で話は終わりだけれども,実際はまだそうじゃないわけで.「IE?ブラウザ?」「ああ,パソコンの青い奴ね」とか「『インターネット』のこと?」とか言っちゃうような連中もまだまだ居るわけで.

本気でシェアを取りに行くのなら,その手の素のIEをバンドルされているというだけで使ってるような層をこそ切り崩さなきゃ成らんわけですよ.