どうして大学では,//ウハ,Cのポインタきめぇ// だとか,//Javaのメソッド長すぎで面倒くさス// な講義はやるのに,//openmpウマス,reduceとかワケワカラナス// だとか,//MPIとかまぢやばい,やばいなんてもんじゃ(以下略)//てな講義をやらないのか.

半ば決定的な近い将来の話として,そこら中に dual core とか quad core だとか,dual-quad で octa core な計算機なんてのが巷にあふれるようになる.そのころは,もうちょっと thin-client 化が進んで,薄いCD-ROMと空気の詰まった箱に3万,4万も払うんじゃなくて光回線とオンラインストレージに月々2,3千円くらい払うような世界で,実際にはPCがそれほどパワーを必要としなくて高々 dual core が関の山かもしれなけれども,その分オンラインの向こう側で動くサーバ類にパワーが要るようになるので,やっぱり quad core や octa core の需要はたくさんあるだろう.

そういう時代が来ようと言うのに,MPI/OpenMP な multiプロセスなプログラムはおろか,pthread/Win32Thread なthread programmingのスの字もやらないとかありえない.

縁合ってコレをお借りできることになって,いわゆるスパコンでの性能評価をやれる運びになったわけで.64プロセッサで Peak 9TFLOPS は日本の普通の大学院生が触れられるクラスの計算機としては,2007年11月の段階では 5本の指に入る規模なので,これが只でいいとか太っ腹にも程があるだろと,Reno,Nvに行ってるであろう関係者各位に深く感謝しつつ,手を出し始める.

まあ,これを書いてる時点ではまだなにもジョブを投入して無いし,ログインすらして無いから実際にどのくらいすごいものなのかは体験して無い.