理研のは,Xeon+MDGRAPEで専用でも汎用でもないものにして特定の問題を高速にしたわけで.言い換えると汎用性を犠牲にして,高速にしたと言う話.

一方のCrayの計画のほうは汎用にするからちょっとは遅くなるけどそれを補って余りあるほど巨大なシステムにしてしまえという話.あえて言うなら物理空間と電力消費とそれなりのお金を犠牲にして高速にしようという話.

どっちの話も現実的な解決策ではあるけども,いまいちスマートじゃないなぁ.

特定処理のHW化とそれを使ったシステムは,hybridといえでもやはり専用計算機としてでしか性能を発揮できない.かといって汎用なモノを並列化する方法には理論的な限界と現実的な(空間的,電気的)制約があってそれはそれで難しいわけで.

ま,地道に巨人の肩にのって遠くを見ようとするしかないのかも.