OperaのCSS2のquotesプロパティの扱いにはバグがあるので,互いの発言を引用しながら議論を進めているサイトの文書でQ要素が入れ子になってると,一体どっちがどっちの発言を引用してるのかわからなくなってくる.
いろいろとWeb上の文書をあさってみたり,テストコードを書いて実験したりしたところ,引用のレベルが “quotes “プロパティに設定された引用符のペアの数を超えると,その一つ前のレベルの “close-quote “の値が, “open-quote “に設定されて, “close-quote “の値が,Operaのdefaultの"に変わるようだ.さらに深いレベルの引用があると, “quotes “で設定された最深レベルの “close-quote “が “open-quote “になり, “close-quote “の値が,Operaのdefaultの"に変わる.
回避用に,ユーザスタイルシートで “q{quotes:“「” “」” “『” “』” “【” “】” /(以下,括弧の組)/} “などと書いておけばとりあえずは解決する.
ところが,この “quotes “プロパティはWinIE6で未対応なので,それにあわせて制作側自身が引用符をレベルに合わせてりテラルで書いてあるよな文書に遭遇すると引用符だらけのわけの分からん文章が出来上がることになる.